蔵の家 Ⅰ
再生前
延床面積 142.84㎡
1階 114.44㎡
2階 29.40㎡
木造2階建 現地再生
河川に面するこの住まいは、元々施主の実家の蔵だった。当初民家再生を別の場所で他に考えられており、民家も手配済みだったが、急遽実家に戻られることになり、この蔵を住まいに再生することになった。
子供部屋と物置になっていた蔵だが、柱・梁ともに立派で十分活かせる材料だった。蔵は、内部にほとんど柱がないため、居間・食堂・台所と大空間を作ることができた。また、毎年河川敷から上がる花火を見たいという要望から、南側に大きく開口を設け、バルコニーを広く取った。 建物の中心に補強のために階段室を設け、新規に柱・梁を設け補強。1・2階床は無垢杉板厚30の下に床暖房、壁・2階天井漆喰塗り。建具は古建具一部新規作成、家具は古家具と地元作家の作品。
1階RDK
リビング・ダイニング・キッチンを一体に。 バルコニーよりRDKを風が通り庭に抜ける。
2階客間
床 板補修畳敷
壁 漆喰塗
天井 珪藻土塗
柱・梁柿渋塗
建具新規
家具骨董
2階書斎
床 杉板床暖房
壁 漆喰塗
天井 珪藻土塗
建具骨董建具
家具新規
2階寝室
床 杉板床暖房
壁 漆喰塗
天井 珪藻土塗
建具骨董建具
一部新規
家具新規