七浦葦葺きの家
再生前
延床面積:143.84㎡
(母屋)106.76㎡(平屋)
施 工:深村建設
設 備:大隈設備工業 宮園電工
この住まいは、築140年のくど造りの民家です。一時は解体して新築を考え られましたが、民家の良さと自然環境に合った建物を残したいという建て主の思いより、再生することになりました。
母屋は、屋根を葺き替え、家を上げて基礎をやり直しました。囲炉裏を設け、いぶすことで、葦を害虫から守り、乾燥させて耐久性を持たせす。
増築の平屋部分は、当初全て新材の予定でしたが、市内で解体される築70年の民家の小屋組を再利用することになりました。その他は県産材の杉を使い、柿渋を塗って、蜜蝋ワックスで仕上げました。天井は伏せずに、小屋組が見える開放的な空間としました。